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冷凍車について

荷物を運搬する際は、運んでいる荷物の状態が悪くならない様に配慮しなくてはなりません。荷崩れを防止するために、積載方法や運転の仕方に注意する必要がありますし、積荷にとって適切な温度を保つ事も重要です。品質が劣化しない様に食料品や医療品などは、外気よりも低い一定の温度で保って、運搬する必要があるでしょう。その様な低い温度のままで輸送するには、冷凍車を用いなくてはなりません。

 

1)冷凍車とは

冷凍車は冷凍機と断熱構造の荷台を持った、冷凍した品物を輸送するのを目的とした車両です。温度を制御する方法によって、機械式・蓄冷式・窒素式に分類出来ます。

 

<機械式の冷凍車について>

 機械式の冷凍車は、クーラーと同じ原理で荷台の中を一定の温度に保つ方式です。冷媒を圧縮してガス状にしたものをコンデンサーに送ると、コンデンサーが高圧ガスを外気にさらして冷却して液状にします。コンデンサーは冷媒液をエバポレーターに送り、エバポレーターが冷媒液を気化させて冷凍装置の内部に送るというのが、一般的な機械式冷凍車の仕組みです。冷凍機を動かす動力は、冷凍機専用のエンジンを使用する方法と、車両のエンジンを使用する方法とがあります。温度設定も自由に行えて、輸送する時間に制限も無いのがメリットです。

 

<蓄冷式の冷凍車について>

 蓄冷式の冷凍車は、凍結した冷凍板を荷台の中に装備して、一定の温度を保ちます。エンジンが停止しても荷室内の温度に影響を与えませんし、機械式冷凍車の様に内部が乾燥する事もありません。但し、蓄冷容量の関係で、比較的短距離での使用に限定されます。

 

<窒素式冷凍車について>

 窒素式冷凍車は、液体窒素を使って荷室内を一定温度にする仕組みです。液体窒素によって、-40℃以下の温度にもする事が出来ますが、液体窒素を補給する必要があるので、輸送する能力に限界があります。機械式冷凍車が最も普及していますが、道路事情や運搬する荷物に応じて、蓄冷式や窒素式の冷凍車も使用されています。

 

~冷凍車と保冷車の違いとは?~
冷凍車と名前が似ている保冷車もありますが、保冷車は荷台の内部が低温のままの状態を保てる様に断熱構造が採用されているだけで、冷凍機を搭載していません。時間が経つと次第に荷室内の温度が上昇してしまう保冷車は、温度の変化を嫌う品物の運搬に使用されます。

 

2)冷凍車の主要メーカーと車種

 冷凍車の主要なメーカーとしては、

  • ・トプレック
  • ・菱重コールドチェーン
  • ・デンソー
  • ・サーモキング

などが有名です。

また運ぶ荷物が冷凍品、チルド食品、冷蔵品とそれぞれ異なる温度帯で運ぶ必要のある場合は、庫内を仕切る必要があります。2室式といって庫内前部を冷凍食品用に、庫内後部を冷蔵品用にといった使い分けができる冷凍車もあります。

先に説明した機械式冷凍車ですが、通常はエンジンの力を利用しコンプレッサーを動かします。しかし駐車時など走行しない場合にはアイドリングの騒音や環境負荷が問題となります。そこでスタンバイ装置があれば、外部電源を供給しエンジン停止中でも冷凍運転が可能になります。この機能があれば事前に庫内を冷やしておく事や夜間の積置きなどが可能になります。

大型冷凍車の場合にはエンジン直結式とサブエンジン式があります。冷凍機のコンプレッサーの動力の確保に走行用エンジンから力を得るタイプをエンジン直結式、冷凍機専用の小型エンジンを搭載するタイプをサブエンジン式と呼んでいます。

この様に、各メーカーから多様なタイプの冷凍車が販売されていますが、購入する時は冷凍方式・積載量・その他の機能などを比較して、適切な冷凍車を選ばなくてはなりません。用途が異なると冷凍車選びの基準も変わって来ますから、ただ売れている車だという理由だけで購入するのではなく、何を何処に運搬するのかを明確してから、車選びをする様にしましょう。

 

3)冷凍車の使用上の注意点

 冷凍車を購入した後は使用方法に注意して、荷物と車を管理する必要があります。

 

<事前に予冷を行う>

 冷凍庫内の温度は荷物を積み込む前から予冷を行い、積荷の温度が上昇しない様に配慮しましょう。何も荷物を積んでいない時は、つい温度管理を怠ってしまいがちですが、荷室ないが所定の温度まで下がるには時間が掛かりますので、荷物を積んでから温度を下げたのでは間に合いません。万全の状態で荷物を積み込める様に、事前に予冷を行う様にして下さい。

 

<積荷の出し入れを素早くする>

 適切な温度となった荷室の温度を保つためには、積荷の出し入れを素早くする事も大切です。外気が入って来る程、荷室内の温度が上昇しますので、出来る限り素早く作業を終える様にしましょう。

 

<荷物は隙間を開けて積んでいく>

 荷物を積載した後も、荷室内が万遍無く冷える様に、隙間を開けておく必要があります。冷気を遮る様に荷物を置いてしまうと、冷えない場所も出て来ますので、荷物の積み方にも気を付けましょう。荷室内の隅々にまで冷気が行き渡る様に、余裕を持った配置にして下さい。

 

<一週間に一度はメンテナンスを>

 冷凍車を、使わない時のメンテナンスも重要です。一週間に一度程度は、荷室内を清掃して清潔にすると共に乾燥させる必要がありますし、コード類や機器に異常が無い事も確認しなくてはなりません。

 

冷凍車は、一般の車両には無い機能を持った車なので、構造や機能などを熟知して、適切に管理する事が大切です。


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